2012年12月9日日曜日

悲劇

昨日、お店の先で事故がありました。

ちょうどその時、お店の前で作業をしていたのですが。。


ものすごい音とともに、T字型の道路の真ん中に突っ込んだ車の姿が見れました。

すぐに、けが人がいるかもと思い、走って50M先の現場へ。エアバッグの煙と不凍液、オイルが漏れた路地。

大破した車の中から運転手がでてきて、とても同様した様子。

その惨状を見て、私も少しパニック。後部座席に人がいて、開けてみると、いつもお店に来てもらう常連さんでした。


すぐに来てくれた近所の病院の先生が、大声で呼びかけても返事をしてくれない。どうも意識がなかったようで、その先生が色んな状況を見てくれて対処して意識は戻ってくれた。


救急車が到着すると、すぐに先生の指示で酸素を吸引させる器具を装着。それでもその方は、一生懸命、「痛い、痛い」と叫んでおられた。とても小さい声だけど、とても悲痛な叫び。


骨があちこち折れてたようで、担架に運ぶのが難しく。やっとのことで、救急車に運ばれた。











一夜明けて、今日の新聞で、その方の訃報を知りました。



意識が戻ったんで、てっきり命だけはあると思っていたので大変ショックです。


ご高齢だったので、体力が持たず、命尽きたのかもしれません。

ご冥福をお祈りします。


その方は、確か2年前位にご主人を亡くし、とても落ち込んでいたのですが、最近デイサービスに通うようになり、日に日に元気になり、笑顔もみれるようになり、良かったとJマートのスタッフ同士で話をしていたところだったのですが。。。




誰が悪いなんて言いたくないです。明日は我が身と考えると、事故した運転手の方も可哀そう。


ただ、再発防止だけはきちんと考えないと。。。

介護送迎については、運転が不慣れな方や、経験が少ない方が運転しているケースが多いと思います。(実際この事故の運転手さんも若い方)
常日頃、多くの介護送迎時の駐車方法や、運転方法に疑問を感じることが多くありました。


送迎っていわば、タクシーと同じわけですよね。タクシーは2種免許が必要だけど、送迎は必要ない。必要ないけど、それと同等の研修や講習が必要なのではないでしょうか?

特に長崎市内に住む高齢者の方は、道の狭い、高台に住んでいるケースが多いです。高齢者がちょっとした事故にあうと、けがは若者より大きなものになります。実際、骨だってすぐ折れます。

 介護事業所の車を多く見る昨今、送迎についてのルール化、指導は必ず行ってもらうよう、働きかけます。

事業所が悪いわけでもなく、運転手が悪いわけでもなく、それをつかさどる「きまり」がない事が悪いはずで、これを整備することが亡くなった方の死を無駄にしないことだと思います。





小さな町の小さな道路で、人が亡くなる事故が起こるとは、昨日まで思いませんでした。


110番した事故がまさか死亡事故になるとは、思いませんでした。


この事故が次に活かせるように、少し動いてみます。









0 件のコメント:

コメントを投稿